ハッピーエンド症候群

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艶やかに散ってゆく様を見届ける

  

 

Liszt: Annees de pelerinage (Complete recording)

Liszt: Annees de pelerinage (Complete recording)

 

 

 ラザール・ベルマンが弾く「巡礼の年」を聴きながら、残りを読み終えました。Applemusicちょうべんり。この作品、わたしのなかでの春樹ベスト3に入るかもしれない(一番は世界の終わり〜、二番はスプートニクの恋人)。1Q84の長さには本当にもう辟易として、こういう長編しかもう読めないのか、と思っていたのでとても嬉しい。おおまかに言ってしまえば本当に巡礼をする旅、というだけの話だけれど、主人公が経てきた旅を一緒に体験して、最後に希望で心がぽっと灯るような、そんな作品だったように思う。良かった。